皮膚良性腫瘍

黄色腫

Q1

上眼瞼に黄色腫があります。良い治療法がありますか?

A1

手術による切除という方法がありますが、瘢痕などの跡が残ります。
レーザーによる治療の方が自然な仕上がりになります。

エルビウムヤグレーザーと、炭酸ガスレーザーの両方を同時に用いて治療を行う方法があります。エルビウムヤグレーザーは、真皮層へのダメージを最初に病変部を削ることができます。(保険外の治療です。) 治療後は火傷のびらん状態になりますので保護が必要です。
適応と注意事項をご理解頂いて診察をしてから治療を受けて下さい。

汗管腫

Q1

25才女性ですが、目の周りに正常皮膚色の1〜3mmくらいのポツポツがだんだん増えています。ネットでみると汗管腫のようですが、いい治療はありますか。

A1

やはり汗管腫と考えられます。
これは汗の管が真皮内で増殖する良性腫瘍です。悪性化はありませんが、整容的に問題がある場合はレーザーによる治療が有効です。当院ではエルビウムヤグレーザーと炭酸ガスレーザーの両方を用いて治療を行っています。

脂漏性角化腫

Q1

60才ですが、顔にあったシミが少しずつ盛り上がってきています。色は薄い茶色です。癌でしょうか。

A1

見ないとはっきりしませんが、脂漏性角化腫だと考えられます。

老人性イボとも言われる良性の腫瘍です。そのままにしておくと少しずつ大きくなる可能性があります。ダーマスコピーで「いぼ」なのか「ほくろ」なのか、腫瘍なのかを診断して、エルビウムヤグレーザーや炭酸ガスレーザーによる治療をお勧めします。あまり跡を残さずに治療可能です。
一応鑑別診断としていぼ、ほくろ、メラノーマ、基底細胞癌、日光角化症、ボーエン病などがあります。

まずは診察を受け適応、注意事項をご理解頂いて治療を受けて下さい。

日光角化症

Q1

数カ月前から右頬に約1㎝の円形で平な少しカサカサした褐色の色素斑があります。何でしょうか。

A1

日光角化症という病気が考えられます。これは慢性の日光障害によっておこり将来的に皮膚癌に進展する可能性がある癌の一歩手前、つまり癌前駆症と考えられています。

この病気は紫外線によって皮膚の細胞の核の遣伝子DNAが傷つけられ、その修復が加齢によって困難になるために生じてきます。
一見、湿疹やイボに似ており放置されることがしばしばあります。

症状はカサカサしたやや盛り上がった紅斑または灰色ないし褐色の色素斑で、ときにイボや角(つの)の様になっている場合もありますが自覚症はありません。顔や頭部、手背に好発し、ときに多発します。治療は手術や炭酸ガスレーザーによる切除、凍結療法、抗ガン剤含有軟膏による治療などを行います。表皮内にとどまっているものは治療により完治します。鑑別すべき疾患として老人性疣贅、脂漏性角化腫、ボーエン病、皮膚癌などがあります。いずれにしても早期に専門的な診断を受けることが必要です。

粉瘤

Q1

背中に前から少し盛り上がったしこりがありましたが、最近急に大きくなり赤くなって痛みがあります。なんでしょうか。

A1

粉瘤(ふんりゅう)が考えられます。

これは、皮膚や毛穴の一部が真皮内に陥入して袋を形成し、中に角質や皮脂が溜まってきて、大きな腫瘤を作ります。
中心に黒いへそのような開口部を有します。細菌感染を起こしやすく、強い炎症と巨大なしこりを形成することがあります。
抗生物質の投与と切開や手術などの外科的な治療が必要です。

原因としてイボウィルスが関与していることが言われています。