湿疹性皮膚炎

じんましん

Q1

最近じんましんがよく出ます。内臓でも悪いのでしょうか。

A1

じんましんの原因は大別しますと、アレルギー関与のものとそうでないものに分けられます。
急性のものはアレルギー性のものが多く、また、一カ月以上にわたる慢性のものは原因不明の非アレルギー性の場合が多いのです。いずれにしても肝臓、腎臓などの内臓疾患によるものはほとんど無いといって良いほどわずかであり、皮膚の病気と考えた方が良いと言えます。

アレルギー性の原因としましては

食物
青魚、カキなどの貝類、卵、牛乳、大豆、小麦、ソバ、カニ、エビ、ナッツ類、トマト、ホウレンソウなどの野菜、キウイ、パパイヤ、イチゴなどの果物、ジュース など
薬物
抗生物質、鎮痛解熱剤
食品添加物
微生物
ハチなどの昆虫
動植物

などが原因になります。

非アレルギー性の原因としましては

圧迫などの機械的刺激
温熱や寒冷などの温度刺激
日光刺激
カゼなどのウィルス
疲労やストレス
発汗
運動
アルコール

など さまざまです。

アレルギーが疑われる場合はアレルゲンテストの血液検査が有効です。

日光湿疹

Q1

毎年、6月になると顔や首、腕など日光に当たった所に湿疹が出ます。どうしたらよいでしょうか。

A1

ふつう日光湿疹と呼んでいますが、光線に対する過敏症が原因で、厳密に言いますといくつかに分類されます。

多形日光疹
若い女性に多く日光の当たる所に小さな丘疹が多発し強い痒みがみられます。
慢性光線過敏性皮膚炎
中年以降の男性に多く苔癬化といい皮膚が厚くごわごわになる難治性の湿疹で、場合によって皮膚リンパ腫瘍になることがあります。
日光蕁麻疹
日光に当たると急速に蕁麻疹が生じ痒くなります。
光線性接触皮膚炎
いろいろな香料や光感受性物質、植物、薬剤などが皮膚に付いて、その後日光に当たり皮膚炎が生じて来ます。
光線過敏型薬疹
向精神薬、ニューキノロン系抗菌剤、消炎鎮痛剤、降圧利尿剤、経口糖尿病薬、抗ガン剤などを内服していてその後に日光に当たって湿疹が生じてきます。

このように原因は多彩で専門的診断と冶療を必要とします。6月は年間で一番日差しが強い時期であり、帽子や衣類、サンスクリーンなどでの遮光が大切です。

手湿疹

Q1

主婦ですが手がガサガサで痒みもあります。どうしたらいいでしょうか。

A1

手背がひどい場合は乾燥とかぶれの可能性があります。

かぶれ対策としては、強い洗剤をじかに触らないようにゴム手などをすることですが、ゴムアレルギーの人はプラスチック手袋に変えるとか、ゴム手の中に綿手袋をしましょう。
また、食材、シャンプー、金属、植物、ハンドクリームなどが原因の可能性もあります。一次刺激性のものは刺激を感じたら使用を避けましょう。遅延型アレルギー性のものは数日たってから症状が現れますので、原因が分かりづらいことが多く、クリニックでパッチテストを受けるといいです。
手のひらが荒れている場合は、皮膚のバリアが破壊されていることが考えられます。手の洗い過ぎや強い洗剤を避けましょう。手のひらは脂の出る脂腺がありませんので外から保湿成分を補う必要があります。保湿機能とバリア機能を有したハンドクリームをお勧めします。

いずれにしても症状がひどい場合はクリニックでの治療をお勧めします。

乳児湿疹

Q1

1才8ヶ月の子供ですが、最近離乳食を始めるようになってから口周りやあごが赤くなっています。どうしたらいいでしょうか。

A1

赤ちゃんの口周りやあごの赤みは、よだれや食べものに対する一次刺激性の反応か、食物に対するアレルギーが考えられます。肌が乾燥などで荒れてるとさらにひどくなります。よだれ掛けや衣類、お母さんの洋服などによる物理的な刺激も原因になります。
アトピー性皮膚炎の乳児期のタイプも考えなければなりません。
刺激となっているものを見つけて除去することと、普段から保湿を心がけて下さい。アレルギーの疑いがあればクリニック受診をお勧めします。
いずれにしても放っておかないで早めの治療を受けて下さい。

脂漏性湿疹

Q1

最近頭のフケがひどく鼻のわきや耳の中が赤くカサカサしてかゆくなります。何の病気でしょうか。

A1

それは脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)という病気です。

これは頭、顔面、前胸部、腋窩、陰股部などの脂漏部位(皮脂が出やすい部位)に一致 して赤くカサカサした湿疹ができる病気で、フケ症もこの一種です。皮脂腺が活発化する思春期以降の年齢層に生じます。原因は皮脂が常在細菌によって分解されてできる、分解産物や過酸化脂質が皮膚に刺激を与え皮膚炎を生じます。皮脂分泌過剰が原因と考えられますが、最近ではマラセチアというカビも原因の一つと考えられてきています。

増悪因子としては、ビタミンB2、B6の欠乏や疲労、寝不足、ストレス、胃腸障害などが関与していると言われています。 治療はステロイドや抗真菌剤の外用や抗ヒスタミン剤やビタミン剤、整腸剤などの内服が有効です。日常の注意として糖質、脂質が少なく、ビタミンB2、B6や食物繊維の多い食事を心掛けます。
シャンプーは毎日行い低刺激のものを選びます。寝不足や疲労、ストレスも避けましょう。

異汗性湿疹

Q1

最近、手のひらや指の間に小さな水疱が沢山出ていて、痒みがあります。足にも少し出ています。なんでしょうか?

A1

異汗性湿疹(いかんせいしっしん)が考えられます。

多汗症の方に出ることが多い疾患で、汗が皮膚の中に貯留することで始まり、汗による炎症を引き起こす病気です。最近、携帯による金属アレルギーが引き金になることもあります。まれに白癬菌が原因のこともありますので、クリニック受診をお勧めします。