Q3 食事制限は必要なのでしょうか。
A3
食物がアトピー性皮膚炎に与える影響率は約10%といわれていますが、この問題を考える場合、乳幼児とほかの年齢層とに分けて考える必要があります。
乳幼児では腸管が未発達で免疫系が完成されておらず、卵、牛乳などのアレルゲンの吸収を抑制できないために他の年齢に比べて食物アレルギーをおこす確率が高くなります。 腸管が十分に発達した年長児以降ではあまり食物アレルギーは問題になりません。
乳幼児でも問題になるのは食事のあとに蕁麻疹を起こすようないわゆる即時型アレルギーで、アレルゲン食の制限を加えたほうが良いと思われますが、湿疹タイプではあまり神経質にならない方が良いというのが現在主流な考えです。




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