森皮フ科クリニック 札幌市西区琴似1条4丁目笹川ビル2F
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細菌感染症

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子供が虫さされで掻いているうちに皮膚がむけて水疱になりあちこちに拡がってきました。何でしょうか。
伝染性膿痂疹(俗称:とびひ)が考えられます。
 
乳幼児や学童期の子供にこの場合のように虫さされやアセモ、アトピー性皮膚炎などの皮膚病変がありますと、掻くことによって細菌感染、主として黄色ブドウ球菌が皮膚の表層に侵入して毒素を出し皮膚細胞同士の結び付きを弱め水疱を生じてくるのです。好発部位は顔、体幹、四肢ですが鼻の周辺から始まることが多いです。 伝染力は強く、家庭内だけでなく保育所、幼稚園などで集団発生がよく見られます。

治療は抗生物質の内服と外用によります。湿疹の薬では悪化する場合もあり注意が必要です。重症例では入院治療を要する場合もあります。日常の注意としましては、入浴やシャワーで皮膚の清潔を保つことがまず第一で、体調を整えることも大切です。また、アトピー性皮膚炎などの基礎疾患をきちんとコントロールしておくことも重要です。
いずれにしても他人に感染させる病気ですので早めに専門的治療を受けましょう。
足の親指の爪が側縁の部分にくい込んで赤くはれ上がって痛みがあります。どうしたら良いのでしょうか。
陥入爪(かんにゆうそう)という爪が皮膚を傷つけて、感染をおこし炎症を伴っている状態です。ひどい場合は化膿性肉芽腫(かのうせいにくげしゆ)といって皮膚が増殖して真っ赤にはれ上がります。
 
原因としては
●もともと遺伝的に爪の湾曲が強い。
●靴が合わない、歩き方が悪い、スポーツや立ち仕事が多いなどの外的刺激によって爪がだんだん変形してくる。
●爪を切り過ぎていて、周りの皮膚が爪にかぶさるようにふくらんでくる。
●爪が水虫にかかり白濁や肥厚してきて爪の強度が低下し外的なカで容易に変形してくる
などです。
 
治療としては軽症であればくい込んでいる爪を部分的に切除して抗生物質などで炎症を抑えます。盛り上がった肉芽は硝酸銀などで焼灼し、圧迫固定して治療します。重症のものは炭酸ガスレーザーなどでの焼灼切除や、手術などを行います。化学薬品で組織破壊して治療する方法もあります。いずれにしても我慢せずに早めに診察治療を受けることを勧めます。
ニキビ用洗顔料で洗ってもニキビが悪化します
洗顔は大切ですが、しすぎにより炎症を起こしたり、皮脂の分泌が亢進 したりして注意が必要です。原因の除去ときちんとした治療が必要です。
 
原因
●甘いもの、油分の多いもの、チョコレート、コーヒーなどのとりすぎ
●便秘や下痢などの胃腸障害
●ストレスや寝不足
●日光や触るなどの刺激、皮膚の乾燥による毛穴の角化
●油分の多く毛穴をぶさぐような化粧(乳液や油性ファンデーションなど)
●ある種の内服薬(副腎皮質ホルモン、経口避妊薬など)
●思春期における男性ホルモンの分泌増加
●肩こり、冷え性、生理不順
●不適切な洗顔
●ビタミンB2、B6、Cの不足
●ニキビ桿菌の活動…などです。
 
治療は、
●原因除去と日常生活の改善
●抗生物質(ミノサイクリンやテトラサイクリンなどによってニキビ桿菌の殺菌と皮脂の分解をおこすリパーゼ活性を抑制する〉
●ビタミン剤や体質に合った各種の漢方薬
●各種の外用薬 、面ぽう圧出(毛穴をぶさいでいる硬い皮脂を器具を使って除去する)、などがあります。
乾燥肌なのに生理前になるとニキビが悪くなるのはなぜですか。
ご質間の方の肌は乾燥型脂性肌といって皮脂量が多いのに水分が不足している肌だと考えられます。この場合、肌荒れをおこしているにもかかわらずニキビが多くなります。これは乾燥による水分の喪失を防ごうと皮脂の分泌を盛んにするのですが、毛穴が乾燥によって硬くなったり化粧によってふさがれてニキビができやすくなるのです。
 
さらに、生理前になりますと、「黄体期」といって黄体ホルモンが盛んに分泌されます。このホルモンには男性ホルモンと同じように皮脂の分泌を高める働きがあるため、ニキビができやすくなったり悪化しやすくなるのです。
 
この方の場合、脱脂力の弱いセッケンで洗い、ニキビの出やすいところは二度洗いしてください。洗顔後は保湿化粧水や油分の少ない保湿乳液を使いましょう。
ニキビはつぶしてもよいのですか
ニキビは自分ではつぶさないでください。跡が残ったり細菌を周りにばらまくことになります。病院では滅菌された器具で跡を残さないようにニキビを圧出しますので心配いりません。
『無添加』という表示のニキビ用化粧品しか使っていないのにニキビができます。どうしてですか。
ニキビ肌用化粧品と言うのは、通常の化粧品と比較して油の成分を最小限に抑えているだけですから、こういった化粧品を使っているからといってニキビが出なくなるわけではなく、ニキビへの悪影響が少ないという程度と考えてください。
 
たとえばファンデーションなどはニキビ肌用であっても毛穴をふさぐわけですから良いわけはありません。過度の信頼は禁物と考えてください。
また、『無添加』といっても、本当に何も添加していないのであれば、その化粧品は単なる蒸留水になってしまいます。色素や防腐剤などの『指定表示成分』のものが含まれていないという意味で書かれているのがほとんどです。『指定表示成分』以外は何が配合してあるかわからないのです。
 
また、『無添加』がいつもよいとは限りません。防腐剤を添加していないため変質しやすいという心配だってあります。化粧品は治療するためのものではありません。健康な肌に用いることを前提に作られているのです。
洗顔の基本と上手なメイク落としについて教えてください。
洗顔の基本は
●ぬるま湯で皮膚の表面の汚れをおとす。
●手に洗顔料を とり、泡立て、やさしくなで洗いする。
●一通り洗ったら、すぐに洗顔料をすすぎおとす。
●洗い終わったら、タオルを軽く押し当て水分を吸い取る。
 
顔の汚れには汗、皮脂、ほこりやごみ、垢(アカ)、油性の化粧品がありますが、このうち洗顔料が必要なのは皮脂と化粧品です。洗顔料にはセッケンや洗顔フォームを好みで選んでください。
 
脂性肌の場合は洗浄力の強いもの、乾燥肌の場合は洗浄カの弱いものを使うとよいでしょう。顔の中で脂性肌と乾燥肌が混在している場合は洗浄力の弱いものを使い、油分の多いところは二度洗いするとよいでしょう。
 
次にメイク落としの方法ですが基本は上記の洗顔法ですが、ファンデーションのような粘着性の強いものを落とす場合はクレンジングクリームを使いその後洗顔料で洗い流します。最近はメイク落とし専用の洗顔料もありますが、大切なのは強くこすらないことです。
ニキビに有効な治療法を教えて下さい。
ニキビに有効な治療は、いくつかあります。症状に合わせてご案内しておりますので、お気軽にご相談下さい。
 
ニキビ治療
・サリチル酸マクロゴールピーリング
(緑の森皮フ科クリニック・森皮フ科医院)
・グリコール酸ピーリング
(緑の森皮フ科クリニック・森皮フ科医院)
・PPxセラピー(緑の森皮フ科クリニック)
 
ニキビ跡の赤み
・Vビームレーザー(緑の森皮フ科クリニック)
 
肌の凹凸・瘢痕
・ダイヤモンドトーン
(緑の森皮フ科クリニック)
・ダーマローラーセラピー(緑の森皮フ科クリニック)
・ブリッジセラピー(緑の森皮フ科クリニック)
 
しこりのあるニキビ
・Co2レーザー
 
スキンメンテナンス
・イオン導入
(緑の森皮フ科クリニック・森皮フ科医院・北見皮フ科クリニック・室蘭皮フ科クリニック)
・イオンソニック(緑の森皮フ科クリニック)
・ジェットピール(緑の森皮フ科クリニック)
 
※()内は治療を行なっているクリニックです。

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