森皮フ科クリニック 札幌市西区琴似1条4丁目笹川ビル2F
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シミが気になります。どうしたらよいでしょうか。
何もしないでいたら、シミはどんどんひどくなります。まず大切なのは予防で、白分でできるのは、サンスクリーンを用いて紫外線をカットすることです。
 
紫外線は一年中で6月が一番強く、また、家や車の中にいても、紫外線は入ってきます。サンスクリーンはローション、乳液、クリーム、ファンデーションタイプがあり、SPF(紫外線をカットする指数)が30以上のものを使います。最近ではSPF80以上のものも出ています。疲労、寝不足、ストレス、皮膚の乾燥を避け、ビタミンC,Eを多く摂ることも大切です。
 
治療は、ビタミンC,Eやトラネキサム酸、グルタチオン製剤などの内服薬や血液をきれいにする桂枝茯苓丸などの漢方薬が有効です。また、シミ抜き用の外用薬として、ハイドロキノンという還元脱色剤や市販でも売られているアルブチンやプラセンタエキスなどの外用薬が有効です。
目じりや額のシワが目立つようになってきました。シワの原因と予防や治療を教えてください。
シワの原因は
皮膚の乾燥
紫外線による真皮の弾力繊維の変性
皮下脂肪組織の滅少~急にやせたりした場合に生じます
顔の筋肉の動きによってできる表情じわ
などです。
 
シワの予防は
皮膚を乾燥させないように化粧水や乳液などで保湿をしっかり行います。コラーゲンやヒアルロン酸、セラミド、天然保湿成分といったものが有効。
サンスクリーンや帽子などで紫外線から皮膚を守る。
食事でコラーゲンやビタミンAの多いものをとるように心がける
などです。
 
シワの予防は厳密には若い頃から必要で、一生に浴びる紫外線量のうち80%を15才までに浴びると言われています。
また、顔のマッサージやパッティングは血行を改善しますが、シワ取りに対する効果は不明です。女性ホルモン入りクリームは皮膚の新陳代謝を活発化させ、シワ予防に効果があります。コラーゲンの注射は効果がありますが一時的です。シワ取りの手術も有効でシワのある生え際の皮膚を切り取ります。
たばこやお酒、睡眠不足などが肌に良くないというのは本当でしょうか。
たばこは肌に害があるのははっきりしています。
たばこを吸うと、血管が収縮をおこし血液循環が悪化して皮膚のくすみをおこしたり、活性酸素を発生させて皮膚の真皮を傷つけて日光の紫外線による老化と同様の変化をおこし、シワが多くなります。また、くちびるや口の粘膜に皮膚癌の一種である有棘細胞癌(ゆうきょくさいぼうがん)ができやすくなります。たばこをはさむ指の皮膚が黄色くなることもあります。
 
つぎにアルコールは直接皮膚障害をおこすことは少ないのですが、アルコール性ジンマシンや酒さ(しゅさ)、皮膚ポルフィリン症(日光の当たるところに水疱ができる病気)などの原因になります。また、アトピー性皮膚炎などはアルコールで体温の上昇をおこし痒みが強くなったり、汗をかいて皮膚炎が増悪します。また、睡眠不足は皮膚には大変悪く、皮脂の増加による脂漏性皮膚炎やニキビ、皮膚炎の増悪を来したり、皮膚のくすみの原因になります。
サンスクリーンを使いたいのですが、SPFとかPAとかどういう意味なのでしょうか。
紫外線防止を目的とするサンスクリーンには、その効きめの指標としてSPFとかPAがあります。
 
まず、SPFとは紫外線B(皮膚炎をおこし赤くなる)から皮膚を守る強さで、簡単にいいますとSPF20というのはサンスクリーンをつけると、つけない時に比べて同程度に日焼けするのに20倍時間がかかるという意味で、素肌で日に当たると30分で日焼けがおきる場合、SPF20のサンスクリーンを便うと日焼けするまでに600分かかり、10時間有効だといえます。SPFは最近100以上のものも出てきていますが、30以上あればさほど効果に違いは無いと言われています。
 
次にPAですが紫外線A(皮膚を黒くする)から皮膚を守る強さで(+)~(+++)で表示されます。最近ではこの両方の表示をするように指導されてきているようです。こんがり小麦色になりたいのなら紫外線B防止用のサンスクリーンを使い、白い皮膚を保ちたい時は紫外線AとBの両方を防止するものを使いましょう。
メラニンというものを化粧品などの説明でよく聞きますが、何なのでしょうか。
メラニンとは表皮(皮膚の上眉部分でその下に真皮がある)の底部にある色素細胞(メラノサイト)から作られる褐色の顆粒状の物質のことです。
このメラニンは表皮の細胞全体に分配され、真皮にとどく紫外線の量を減らして、紫外線の有害な作用から細胞を守る働きをします。
メラニンは皮膚の色を決める要素の一つですが、色素細胞の数は白人、黒人、黄色人種などの人種による差はなく、色素細胞のメラニンを作り出す能力の差により、メラニンの量が黒人が多く白人が少ないため皮膚の色に違いが出てきます。黄色人種は黒人と白人の中間のメラニンの量です。
 
目焼けで色が黒くなるのは紫外線の刺激で色素細胞からより多くのメラニンが生産されるためです。加齢とともに色素細胞の数と機能は減少していきます。そのため老化とともに毛の色も黒色から灰色へと変化してきます。
シミやシワに有効な治療はどういったものがありますか?
シミやシワに効果的な治療はいくつかあります。
●シミ・シワに有効   ●シミのみ有効   ●シワのみ有効
 
フォトセラピー
光を使った光線療法
※施術は緑の森皮フ科クリニックのみとなります
 
ヒアルロン酸注入
本来肌に含まれているヒアルロン酸の注入液をシワに直接注入することでふっくらと潤いのある肌になります。
※施術は緑の森皮フ科クリニックのみとなります
 
ボトックス注射 筋肉の収縮によって出来てしまった額や眉間の表情ジワをボトックス注射によって改善します。
※施術は緑の森皮フ科クリニックのみとなります
 
イオン導入 ビタミンC配合のローション+プラセンタエキスをイオン分解させて、お肌に効果的に浸透させます。プラセンタエキスはメラニンの形成(シミの生成)を抑え、皮膚の代謝能力を高め、シミの排出を促進する作用があります。
顔にいくつもホクロがあり悩んでいます。取ってあとが残ったり運が悪くなったりしますか。
顔のホクロを取る方法としては、手術で取る方法と炭酸ガスレーザーや電気メスなどで取る方法があります。
いずれの場合も局部に麻酔をしておこないます。
手術の場合、メスでホクロより少し大きめにまわりの皮膚を切り取り、止血と手術跡を目立たなくするために糸で皮膚を縫い合わせます。普通、手術後3~7日で抜糸します。傷あとは線として残ります。
 
炭酸ガスレーザーや電気メスで取る場合はホクロの大きさで除去します。傷あとは円く少し残りますが大きなホクロでなければさほど目立つものではなく、比較的自然なものといえます。顔の中心部にあったり、左右対称のホクロは美容的に良くないと言われています。
 
また、ホクロを取ることによって運が悪くなるというのは迷信のようです。
 
ホクロの癌は
急に大きくなる。形が変形してくる。
色が変わったり周りにしみ出したりする
出血やただれがみられるなどです。
 
これらの場合、組織学的な検査が必要となります。
足のうらにホクロがあります。悪性化しやすいと聞きましたが、本当ですか。
本当です。
 
ホクロの悪性腫瘍はメラノーマ(悪性黒色腫〉と言い、大変悪性度の高い腫瘍で、一度発病すると死亡率が非常に高い恐ろしい病気です。
 
日本人の場合、発生部位別の頻度を見ますと、足からの発生が全体の約40%で、そのうち足底からのものは約8割を占めます。つまり、足底のものは他の部位に比べて20倍悪性化する確率が高いのです。
 
足底からの発生が多い理由は、常に体重が加わっていることと、外傷の機会が多いということです。
 
足底の色素斑の大きさが最大計で7mm以上のものはメラノーマの初期病変の可能性があります。
それ以下の大きさのものでも以下の条件が一つでもあれば切除する必要性があります。
 
左右が非対称である。
色素斑の辺縁が不規則で境界が一部不鮮明になったりしている。
色調に淡褐色から濃褐色、 黒色までの濃淡がある。
急に大きくなったり、色が濃くなってきた場合
 
いずれにしても、足底のホクロは診察を受け切除した方が無難です。
顔にホクロがあります。最近大きくなってきたようですが癌の心配はないのですか。
ホクロは、生まれたときからあるものを先天性、生まれたあとからできるものを後天性として区別しています。
 
ホクロがある場合、普通のホクロか、いわゆるホクロの癌(悪性黒色腫〉かが問題ですが、小さいうちは普通のホクロと区別がむずかしいのです。
 
悪性黒色腫はメラノーマとも言い、大変悪性度の高い腫瘍で、一度発病すると死亡率が非常に高い恐ろしい病気です。
日本人の場合、発生部位別の頻度を見ますと、足からの発生が全体の約40%で大半を占めます。顔からの発生頻度は約10パーセントですが、紫外線の影響で増加傾向にあります。
 
以下のような変化が見られるようなら皮膚の専門医の診察を受け、場合によっては切除などの治療を受ける必要性があります。
左右が非対称である。
色素斑の辺縁が不規則で境界が一部不鮮明になったりしている。
色調に淡褐色から濃褐色、 黒色までの濃淡がある。
急に大きくなったり、色が濃くなってきた場合
腋臭症(わきが)が気になります。どうしたらよいでしょうか。
腋臭症は局所の多汗と、アポクリン汗腺が思春期以降に活発化するために生じます。汗自体は無臭ですが、これに表皮の常在菌が汗の中の脂質を分解し、これに垢(あか)や脂腺、エクリン汗腺の分泌物などが混ざり臭いを発します。
 
治療と予防は、
●腋毛の処理。腋毛は細菌を増殖し、臭いのついた汗を長時間保待し発散させます。
●発汗の抑制。アルミニウムを主とした制汗剤で、市販でもいろいろのタイプのデオドラント製品が売られています。
●殺菌剤による常在菌の抑制。
●消臭成分で臭いを抑える。酸化亜鉛、フラボノイド、クロロフィルなどが有効です。
●香水やオーデコロンで臭いをマスクする。
●漢方薬(越婢加朮湯、防己黄耆湯など)で発汗を抑える。
●有臭性飲食物(アルコール、ニラ、ニンニク、玉ねぎ)を避ける。
●ビタミンB製剤で脂質の分泌を抑える。
●よく洗浄する。
 
日本人は臭いが少ないのですが、いずれにしても自分だけで悩まず、専門医を受診してください。

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