Q1 海水浴に行って休中が虫に刺されて非常にかゆみが強く市販薬では良くなりません。どうしたらよいですか。

海岸にはヤブ蚊、ブヨ、ヌカカなどいろいろの人を刺す虫がいます。
とくにヌカカは休長2mm大の小さな黒い虫ですが、これに刺されますと1cm大くらいまでの非常にかゆみの強い発疹が多発します。これをそのままにしておきますと痒疹といってゴリゴリした硬い結節状の発疹に変わっていきます。こうなりますと大変難冶性できちんとした治療をしても治るまでに月単位の日数を要します。

また、虫さされを掻いていてそこから細菌感染をおこして伝染性膿痂疹(いわゆるトビヒ)になる場合があり、抗生物質による治療が必要になります。また、基礎疾患としてアトピー性皮膚炎などがありますと掻きむしりによりアトピー性皮膚炎自体が悪化していくことがよくあります。

冶療はステロイド外用を中心に抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤の内服、重症例にはステロイドの内服が必要の場合もあります。
いずれにしても単に虫さされと軽く見ないで早めに専門医による治療を受けることを勧めます。

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