Q1 ステロイド外用の副作用は怖くないのですか?

内科、外科、小児科など、あらゆる科のどんなすばらしい薬でも使い方によっては副作用がありますが、これほど効果がはっきりした有用な薬はなく、使い方次第だどいえます。いくつかのポイントを述べましょう。
ステロイドは効力の強弱によって5段階に分けられますが、一番強いものと弱いものでは約百倍違います。しかし、この強さと副作用は必ずしも比例しません。効力の強い薬でも副作用の少ないものもあります。
皮膚は場所によりその厚さ、血管や毛包の数などで薬の吸収量が異なります。皮膚の状態や年齢によっても吸収が違ってきます。
皮膚の病状に合わせて薬を選び、また、ほかの薬を混ぜて使うことにより、単剤で使うよりはるかに有効性を高めることができます。
弱い薬であっても原因除去やきちんとしたスキンケアをしないで、漫然と使っていれぱ副作用がでることがあり注意が必要です。つまり、専門的な知識によって正しく使えば副作用は怖くないと言えます。
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