Q1 子供の手足にイボがあり、だんだん増えてきています。どうしたら良いでしょうか。
A1
イボはウィルスが原因のため、うつります。
ちょっと触った程度ではうつりませんが手でいじったり、プールや浴場の床など皮膚が水分でふやけているときなどうつりやすいのです。免疫力が高ければ自然治癒もありえますが、拡がる前に早めに治療することをお勧めします。

よく自分でスピール膏を貼って治そうとしますが、スピール膏だけでは皮膚をうるかすためにかえってウィルスを周囲にばらまいてしまって、悪化の原因になることもあります。

治療は液体窒素による凍結療法が一般的で、患部を凍結させて皮膚の熱伝達の違いによって、表皮を選択的に凍結させて一種の軽いやけど状態にしてウィルスを表皮の細胞ごと破壊していくものです。ただし、大きさや数にもよりますが週に一回以上で何回も治療しなければならず、途中で治療を中断すると再発します。また、難治性のものは電気凝固や炭酸ガスレーザーによる治療が有効ですが、麻酔が必要です。

最近ではモノクロール酢酸による化学的冶療も行われています。



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