Q5 メラニンというものを化粧品などの説明でよく聞きますが、何なのでしょうか。
A5
メラニンとは表皮(皮膚の上眉部分でその下に真皮がある)の底部にある色素細胞(メラノサイト)から作られる褐色の顆粒状の物質のことです。
このメラニンは表皮の細胞全体に分配され、真皮にとどく紫外線の量を減らして、紫外線の有害な作用から細胞を守る働きをします。
メラニンは皮膚の色を決める要素の一つですが、色素細胞の数は白人、黒人、黄色人種などの人種による差はなく、色素細胞のメラニンを作り出す能力の差により、メラニンの量が黒人が多く白人が少ないため皮膚の色に違いが出てきます。黄色人種は黒人と白人の中間のメラニンの量です。

目焼けで色が黒くなるのは紫外線の刺激で色素細胞からより多くのメラニンが生産されるためです。加齢とともに色素細胞の数と機能は減少していきます。そのため老化とともに毛の色も黒色から灰色へと変化してきます。




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