Q1 毎年、6月になると顔や首、腕など日光に当たった所に湿疹が出ます。どうしたらよいでしょうか。

ふつう日光湿疹と呼んでいますが光線に対する過敏症が原因で、厳密に言いますといくつかに分類されます。
  • 多形日光疹。
    若い女性に多く日光の当たる所に小さな丘疹が多発し強い痒みがみられます。

  • 慢性光線過敏性皮膚炎。 中年以降の男性に多く苔癬化といい皮膚が厚くごわごわになる難治性の湿疹で、場合によって皮膚リンパ腫様になることがあります。

  • 日光尋麻疹。
    日光に当たると急速に尋麻疹が生じ痒くなります。

  • 光線性接触皮膚炎。
    いろいろな香料や光感受性物質、植物、薬剤などが皮膚に付いて、その後日光に当たり皮膚炎が生じて来ます。

  • 光線過敏型薬疹。
    向精神薬、ニューキノロン系抗菌剤、消炎鎮痛剤、降圧利尿剤、経日糖尿病薬、抗ガン剤などを内服していてその後に日光に当たって湿疹が生じてきます。このように原因は多彩で専門的診断と冶療を必要とします。6月は年間で一番日差しが強い時期であり、帽子や衣類、サンスクリーンなどでの遮光が大切です。

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