急に多数出現し、手や櫛ですいても簡単に取れなければシラミの卵と考えられます。よく探せば体長2−4mmの虫が見つかります。大人でもたまに見かけます。
鑑別すべきものとして、ヘアーキャストという皮膚のフケがちょうど刀のさやのように髪の毛に円筒状に絡み付きシラミの卵に見える場合があります。
冶療は虫を専用の薬で殺し、かつ髪に付いている卵を爪やピンセットで一つ一つ取るしかありませんが、卵を取り切るのはたいへんで、全ての卵が幼虫に孵化(ふか)してくる約l週間の間、幼虫を次々に薬で殺していくのが確実です。幼虫を放置しておくとまた2週間位で成虫となり新たに卵を生み付けますので注意が必要です。
また、一度治っても何度でも感染をくり返し安心できません。感染している子がみんな早めに診察と治療を受ける ことが大事ですが、予防としては感染している子供がほかの子供と頭をつけて遊ばないようにしたり兄弟がまくらを一緒にしないことが大切です。
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