室蘭皮膚科クリニック

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Q アトピー性皮膚炎の原因は何なのでしょうか。
A 主に2つの原因が考えられます。

ひとつは皮膚の乾燥によるバリヤ機能の低下で、これは皮脂腺の未発達と角質に含まれるセラミドと呼ばれる皮膚のうるおい成分が低下しているためにおこると言われています。
乾燥した肌は汗、石鹸、衣類などの接触源やダニ、ハウスダスト、細菌、ウイルス、カビなどが皮膚の中にまで容易に入り込みます。
また、乾燥した肌は皮膚の水分も逃げていってしまいます。
もうひとつの原因は入ってきた刺激つまり接触、食物、環境アレルゲンなどに対して過剰に反応を示して炎症を起こしてくることです。
さらにアトピー肌といわれるかゆみに対する敏感な体質で、掻きだすと止まらないことも悪化要因になります。
乳幼児はときに食物が原因のことがありますが、食事がアトピー性皮膚炎に与える影響率は10%以下といわれています。
体調が良好で病気を押さえ込む力が十分なときは、皮疹の悪化は起こりませんが精神的、肉体的ストレスが強いと皮疹が増悪します。

Q カップラーメンをこぼして太ももにかかり、やけどをしてしまいました。このような場合の応急処置はどうすればよいのでしょうか。
A やけどをしたらすぐに受傷部位を水(なるべく水道などの流水)で冷やします。

患部を冷やす事で熱が深い部分にまで達しないようにします。受傷面積の拡大も防がれ、痛みも軽くなります。10分以上は冷やし続けてください。
衣服の上から熱湯がかかったような場合は、衣服の上から水をかけて冷やします。無理に衣服を脱がせようとすると、こすれて患部の皮膚がはがれてしまうことがあります。まず充分に冷やしてから衣服を脱がせます。脱がせる際に患部をさらに傷める危険性がある場合には、はさみで服を切って脱がせてください。
水ぶくれができているときは、破らないようにします。
また、みそなどを患部につけるなどの自家療法は細菌感染の恐れがありますので絶対にしないでください。
充分に冷やしてから医療機関に受診してください。

Q 右の胸と背中に赤いプツプツと小さな水疱が見られ、だんだん痛みが出てきました。何の病気でしょうか。
A 帯状疱疹(たいじょうほうしん)という病気で、水ぼうそうを起こすウイルスによって生じ、顔・躯幹に好発します。

水ぼうそうのときのウイルスが死なずに知覚神経の節に長い間生き続け、風邪など体力の低下したときにウィルスが再び活動を始めて神経を通って皮膚に到達し水ぼうそうと同じ水疱を作ってきます。
神経に沿って出てくるためにからだの片側の部分に帯状に出現する紅斑と小さな水疱が特徴で、途中の神経も炎症を起こし刺激を受けて痛みを伴います。
痛みは炎症の程度や年齢、皮疹の部位、初めの治療の仕方によって異なります。若い人では痒みだけですむ場合もありますが、高齢者では激しい疼痛を伴うことがあり、皮疹が治癒した後でも神経痛のような痛みが何カ月も続くことがあります。皮疹の跡や神経痛を残さないために早めの受診が必要です。

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医療法人社団緑生会 室蘭皮フ科クリニック
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