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ウイルス

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かぜをひいた後などに口のまわりに水疱ができ、ちくちくします。何の病気でしょうか。
それは単純ヘルペスというウイルスによって小水疱やかさぷたを作ってくる病気です。
 
たいてい感染してもウィルスが神経細胞のなかに隠れ潜んでしまい何年たっても症状は出てきません。ところが、カゼなどで抵抗カが低下したときなどにウィルスが皮膚の表面に出てきて暴れだします。20歳代では60~70%、50歳以上では90%以上の人が知らない間に感染しています。感染はウィルスを持っている人との直按的な接触かウィルスが付着している器物を介しての感染です。ウィルスの種類は2種類あり、一つは主に口の周り、もう一つは性器にみられます。
 
一度発病すると治ってもウィルスが再ぴ神経細胞に戻って潜伏し何回も再発を繰り返します。治療は抗ウィルス薬の内服と外用があり症伏が速やかに軽快します。日常の注意としては、水疱がある場合はキスや性的な接触、タオル、食器などの共有を避けます。
 
再発予防には
1.バランスの取れた食事
2.十分な睡眠
3.適度な運動
4.強い紫外線を避ける
などです。
右の胸と背中に赤いプツプツと小さな水疱が見られ、だんだん痛みが出てきました。何の病気でしょうか。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)という病気で、水ぼうそうを起こすウイルスによって生じ、顔・躯幹に好発します。水ぼうそうのときのウイルスが死なずに知覚神経の節に長い間生き続け、風邪など体カの低下したときにウイルスが再び活動を始めて神経を通って皮膚に到達し水ぼうそうと同じ水疱を作ってきます。神経に沿って出てくるためにからだの片側の部分に帯状に出現する紅斑と小さな水疱が特徴で、途中の神経も炎症を起こし刺激を受けて痛みを伴います。痛みは炎症の程度や年齢、皮疹の部位、初めの治療の仕方によって異なります。  
 
若い人では痒みだけですむ場合もありますが、高齢者では激しい疼痛を伴うことがあり、皮疹が冶癒した後でも神経痛のような痛みが何ヶ月も続くことがあります。 
 
冶療はやや高額ですが抗ウイルス薬の内服、外用が大変有効です。また、半導体レーザーによる疼痛緩和療法も有効です。  
皮疹の跡や神経痛を残さないために早めの受診が必要です。
4才の子供ですが、口と手足に小さな水疱ができて、食欲もありません。何の病気でしょうか。うつるものですか。
手足口病(てあしくちびょう)という病気です。
 
これは乳幼児や小児によく見られる疾患ですが大人でもかかり、その病名のとおり手のひら、足の裏、口の中に発疹と水疱ができるのが特徴です。前駆症状はない場合が多いですが、ときに軽い発熱、食欲不振、だるさ等の体調不良から始まり、発熱から2日くらい過ぎた頃から発疹や水疱ができ始めます。
大部分は1週間から10日で自然に治り、治療もあまり必要とされませんが、まれに髄膜炎や脳炎等の中枢神経症状が見られます。原因はコクサッキーA16またはエンテロウイルス71による感染症で春から夏にかけて見られ、経口、経気道感染でうつります。
 
治療は水疱に対しては非ステロイド系の外用薬、口内炎にはサルコートなどの治療薬が有効です。この疾患はあまり心配はいりませんが、発疹の初期2~3日は症状に注意し、元気がない、頭痛や嘔吐、高熱が2日以上つづく場合は慎重に対処する必要があると思われます。
子供の手足にイボがあり、だんだん増えてきています。どうしたら良いでしょうか。
イボはウィルスが原因のため、うつります。
 
ちょっと触った程度ではうつりませんが手でいじったり、プールや浴場の床など皮膚が水分でふやけているときなどうつりやすいのです。免疫力が高ければ自然治癒もありえますが、拡がる前に早めに治療することをお勧めします。
 
よく自分でスピール膏を貼って治そうとしますが、スピール膏だけでは皮膚をうるかすためにかえってウィルスを周囲にばらまいてしまって、悪化の原因になることもあります。
 
治療は液体窒素による凍結療法が一般的で、患部を凍結させて皮膚の熱伝達の違いによって、表皮を選択的に凍結させて一種の軽いやけど状態にしてウィルスを表皮の細胞ごと破壊していくものです。ただし、大きさや数にもよりますが週に一回以上で何回も治療しなければならず、途中で治療を中断すると再発します。また、難治性のものは電気凝固や炭酸ガスレーザーによる治療が有効ですが、麻酔が必要です。
 
最近ではモノクロール酢酸による化学的冶療も行われています。
水イボは自然に治るまで放っておきなさいといわれましたが本当ですか。
水イボは伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と言い、幼児や小児に多く見られる伝染性軟属腫ウイルスによる感染症です。
 
その名のとおり、水を含んだような丸い光沢のある豆つぶ大の小結節で、大きいものは中央がやや陥凹しています。潜伏期間は14~50日で接触感染、とくにプールや保育園などで感染することが多く兄弟間でもうつります。自然治癒もあり得ますが、いつになったら治るという保証はなく、全身に拡がったり他人にうつす危険性が多く放置することはよくありません。
 
とくにアトピー性皮膚炎の子供の場合、悪化して全身に100個以上も出る場合があります。
また、水イボが巨大化して手術をしなければならなくなったり、二次感染を起こしてくる場合もあります。
他人への配慮の面からも早く冶療することを勧めます。
 
治療法は特殊なピンセットで一つ一つ摘み取るのがもっとも確実な方法です。

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